director's voice

オオタ硝子研究室さん

「風の音」寄稿組!?続いてはオオタ硝子研究室さん。
キルンガラスの太田良子さんです。
(キルンガラス
→ 冷えたガラスを組み合わて電気炉に入れ、加熱することで形作る手法)
谷田貝さんと同じく、りょうこさんとお呼びします。

Q
オオタ硝子研究室さんは、
「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?


キルンワーク技法で制作した作品を中心にもっていきます。
石膏型を彫って模様を施したうつわやミニオブジェ、
吹きガラスと組み合わせた作品など
様々な表情を楽しんでいただけるような
そんな展示を考えております。

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太田さんに「風の音」への寄稿をお願いしたことの理由のひとつが、
以前は車の仕事をしていた、と伺ったことでした。
現在のようなコンピューター制御前のアナログの車。
ご自身も初代サニー(66年式)に自ら手を入れながら乗っていた、
というお話しがとっても愉快で爽やかで、ああこの人の作るものを見てみたい。
そして、車からガラスに向かわれた話をぜひ書いてもらいたい、と思ったのでした。

Q
オオタ硝子研究室さんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?


楽しい風
向かい風
風向きが変わる予感の風

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向かい風、追い風。
この質問にそう答える方は毎年多いのですが、
「風向きが変わる予感の風」というような意味で返してくださった方が、
今回の出展者には多かったです。

「工房からの風」は、所謂「ポットデ」の方はいないので、
一定の仕事のあと、次の扉を開けたい方が多いのでしょう。
そして、「工房からの風」を契機に、
風向きが変わった作家が多くいらっしゃるので、
それにならおうという希望を抱いた方が多いのでしょうか。

今、充実の仕事をしている「風向きが変わった」作家にお話しをきくと、
皆さん、一様におっしゃいます、「じわじわ後から変化がやってきた」と。
気づくと違うステージにあがっていた、
そんな風にとらえている方が多いようです。

二日間が終わった月曜日に!
風向きの変化を感じられなくっていいのだと思います。
でも、後になってみると、あの二日間から、じんわり変わっていった・・・
そんな確かで充実の時間を、今年の「工房からの風」でも作り出したいですね。

Q
オオタ硝子研究室さんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?


あらためて「オオタ硝子研究室」と申します。
よく聞かれますが1人研究室です。
日々あれやこれやと思いついたことなどを
コツコツ研究そして制作しています。
イメージしたことと違った結果になったとしても
またそれが発見や次のアイディアにつながる楽しさがあります。

昔から白衣に憧れていて
着てみたかったというのが
正直1番の理由だったりします。
当日は白衣を着てお待ちしてます!

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ぷぷっ。
ちょっとヘンですよね(笑

今回、太田さんのようにまじめにヘン(シツレイ!!でも、褒め言葉です)な方が数人います。
あ、まだ気づいていないだけで、もっといらっしゃるかもですが。

白衣を着て!太田さんが立っているのは、おりひめ神社と稲荷社の間の空間。
昨年まではテントがなかったところなのですが、
今年はオオタ硝子研究室さんに。
玻璃の宝物、みたいな感じで構成してもらおう、と思っていましたが、
まさか白衣のテントになろうとは!

オオタ硝子研究室さんのfacebookページはこちらになります。
→ click

(ログインしなくても見られるfacebookページなのでリンクしています)

written by sanae inagaki